不動産売却時の確定申告について!必要書類や期間も解説

不動産売却時の確定申告について!必要書類や期間も解説

不動産を売却したあとに求められる確定申告について、具体的にどのような手続きや準備が必要なのかわからずお困りではありませんか。
税金に関する専門的な用語や複雑な計算も多く、申告漏れのリスクを考えると、ご自身だけで正しく対処できるのか不安に感じる方は決して少なくありません。
本記事では、不動産売却後の確定申告の仕組みをはじめ、税務署へ提出する書類の集め方や正しい申告期間などの基礎知識について解説します。
これから大切な不動産の売却を検討している方は、ぜひご参考になさってくださいね。

不動産売却の確定申告とは?必要なケースと基本

不動産売却の確定申告とは?必要なケースと基本

不動産売却の確定申告では主に、譲渡所得の計算や対象となるかの判断基準からおさえるべきです。
まずは、譲渡所得の仕組みや、確定申告が必要となるケースについて解説します。

譲渡所得の仕組みと計算

不動産を売って利益が出た場合、その利益は税法上の譲渡所得にあたるものです。
計算の際は、売却価格から取得費と譲渡費用を差し引き、使える特例がないか確認しましょう。
たとえば、要件を満たすマイホームなら、最大3,000万円の特別控除を受けられる場合があります。
なお、建物は減価償却費相当額を取得費から差し引くため、購入額をそのまま使うわけではない点に注意が必要です。
購入時の金額が不明なときは、売却価格の5%を概算取得費にできる点も覚えておきましょう。
修繕費や引っ越し費用は対象外となる場合があるため、迷う支出は領収書を残して確認すると安心です。

申告が必要かどうかの基準

確定申告が必要かどうかは、売却後の譲渡所得がプラスかマイナスかで見極めます。
利益が出た場合は原則として申告が必要で、不動産の所得は給与などと分けて計算される仕組みです。
また、税率は売却した年の1月1日時点の所有期間により、5年以下の短期と5年超の長期に分かれます。
特例で税額が0円になる場合でも、適用を受けるには申告手続きが欠かせません。
一方で、損失が出た場合は原則として税金はかかりませんが、申告すると還付を受けられる可能性があります。
マイホームの損失は、損益通算や繰越控除の対象になることもあるため、条件を確認しておきましょう。

確定申告手続きの流れ

不動産を売却したら、まず売買契約書や領収書を保管し、利益や損失の見込みを早めに確認しましょう。
その後、翌年1月~2月上旬にかけて、登記事項証明書や源泉徴収票などを集めていきます。
資料がそろったら、国税庁の作成コーナーなどで売却価格や費用を入力し、申告書を作成します。
また、申告書は原則として翌年2月16日~3月15日までに、所轄の税務署へ提出が必要です。
納税がある場合は期限までに納め、還付があるときは申告後に指定口座へ振り込まれます。
流れを把握しておけば、書類不足に気づきやすく、売却後の資金計画も立てやすくなるでしょう。

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確定申告の必要書類一覧と取得・作成のポイント

確定申告の必要書類一覧と取得・作成のポイント

前章では、確定申告が必要になる基準について述べましたが、実際にどんな書類を用意すべきか迷われる方も多いでしょう。
ここでは、確定申告に向けて準備すべき必要書類や、その取得手順について解説します。

申告に必要な書類の一覧

不動産売却の確定申告では、税務署で用意する書類と、ご自身で集める添付書類が必要です。
申告書類には、所得全体を記入する第一表と第二表、不動産の所得を分けて示す第三表があります。
また、譲渡所得の内訳書には、売却価格や取得費、譲渡費用などを整理して記入しましょう。
添付書類では、売却時と購入時の売買契約書の写しが必要で、取得費を証明する手がかりになります。
さらに、仲介手数料や印紙税などの領収書、登記事項証明書も準備しておくと計算が進めやすくなります。
書類名が多く感じても、申告書類と証拠書類に分けて集めると、必要なものを確認しやすくなるでしょう。

身分証類の提出と注意点

会社員の方は、給与所得も申告内容に関わるため、勤務先の源泉徴収票の確認が必要です。
源泉徴収票の添付は不要ですが、収入や控除を正しく入力するために内容を見直しておきましょう。
また、申告書にはマイナンバーの記載が必要となり、本人確認書類の提示や写しの添付を求められます。
マイナンバーカードがあれば、表面と裏面の写しだけで番号確認と身元確認を兼ねられる点が便利です。
カードがない場合は通知カードなどの番号確認書類と、運転免許証などを組み合わせて用意しましょう。
郵送する際は、コピーの面や有効期限を確認し、添付漏れがないか封入前に見直すと安心です。

効率的な書類収集の手順

書類集めは、まず購入時の契約書や領収書など、再発行が難しい資料の確認から始めます。
見つからない資料がある場合でも、住宅ローンの書類や通帳履歴が参考になることもあるでしょう。
次に、法務局で登記事項証明書を取得し、売却した不動産の地番や家屋番号を確認しましょう。
また、住所が変わっている方は、住民票の除票や戸籍の附票が必要になる場合もあります。
最後に申告書や内訳書へ金額を転記し、売却関係の資料を1つのファイルにまとめると見直しが楽です。
相談時にも資料をそのまま持参できるため、不明点を整理しながら手続きを進めやすくなるでしょう。

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確定申告の期間・提出方法・納税時期

確定申告の期間・提出方法・納税時期

ここまで、必要書類やその集め方を解説しましたが、実際のスケジュールや提出場所もおさえておきましょう。
最後に、確定申告の申告期間や提出方法、納税時期について解説します。

申告期間と延長措置の例外

不動産売却の確定申告は、売却した年の翌年2月16日~3月15日までにおこなうのが原則です。
ただし、3月15日が土日や祝日に当たる年は、次の平日が申告と納税の期限になります。
期限直前に慌てないよう、売却した年のうちから契約書や領収書を整理しておきましょう。
また、災害などで期限内の申告が難しいときは、期限延長が認められる制度もあります。
地域指定や個別指定の対象になる場合は、事情が落ち着いたあとに手続きを進められるため、早めの確認が大切です。
余裕を持って逆算しておくと、書類の取り寄せや相談の予約も無理なく進められるでしょう。

3つの提出方法と選び方

申告書の提出方法は、税務署への持参、郵送、e-Taxの3種類から選べます。
窓口への持参は、提出完了を直接確認できる一方、申告時期は混みやすいため時間に余裕を持ちましょう。
郵送の場合は普通郵便や書留などで送り、消印の日付が提出日として扱われます。
また、e-Taxはマイナンバーカードなどを使い、自宅から申告データを送信できる方法です。
国税庁のサイトで入力すれば税額が自動計算されるため、忙しい方にも利用しやすい選択肢といえます。
添付書類を省略できるケースもあるため、手間を減らしたい方は事前に利用条件を確認しましょう。

納税・還付のスケジュール

譲渡所得税を納める場合、原則として申告期限と同じ3月15日が納税の締め切りです。
納付は、金融機関や税務署の窓口のほか、クレジットカードやスマートフォン決済などにも対応しています。
また、振替納税を選ぶと引き落とし日が後日になるため、資金準備にゆとりを持てるでしょう。
住民税は申告内容をもとに計算され、売却した翌年の6月頃から支払いが始まります。
一方で、還付申告は翌年1月1日から5年間できるため、還付時期も見込みながら資金管理を整えてください。
売却代金を使う予定がある場合も、税金分を先に分けておくと落ち着いて対応しやすくなります。

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まとめ

不動産売却に伴う確定申告では、売却価格から取得費や譲渡費用を差し引いて譲渡所得を計算し、利益の有無で申告の要否を判断します。
手続きには税務署の申告書類だけでなく、売買契約書の写しや領収書などの証拠書類、本人確認書類の準備が必要です。
申告・納税期間は原則として売却翌年の2月16日~3月15日までのため、3つの提出方法から都合に合うものを選び、計画的に進めると良いでしょう。

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